この記事では最近話題の海外プログラミング・トイの選び方と、プログラミング・トイの一つ「CIRCUIT MAZE」を実際にプレイしてみたレビューをご紹介します。最後にその他のおすすめ海外プログラミング・トイ10選もご紹介していますので、ぜひご覧ください!
- 1 最近話題のプログラミング・トイ
- 2 STEAM教育とは
- 3 プログラミング・トイの選び方
- 4 「CIRCUIT MAZE(サーキット・メイズ)」レビュー
- 5 子供の思考力を伸ばす!世界のプログラミング・トイ 10選
- 5.1 1. ROLLER COASTER CHALLENGE(ローラーコースター・チャレンジ)
- 5.2 2. ROBOT TURTLES(ロボット・タートルズ)
- 5.3 3. CODE MASTER(コード・マスター)
- 5.4 4. MATHDICE(マスダイス)
- 5.5 5. THE BRAIN TRAIN(ザ・ブレイン・トレイン)
- 5.6 6. RUSH HOUR(ラッシュ・アワー)
- 5.7 7. KATAMINO(カタミノ)
- 5.8 8. INVASION OF THE COW SNATCHERS(インベーション・オブ・ザ・カウ・スナッチャーズ)
- 5.9 9. BALANCE BEANS(バランス・ビーンズ)
- 5.10 10. LUNAR LANDING(ルナ・ランディング)
- 6 まとめ
最近話題のプログラミング・トイ
最近、本屋さんで脳トレやプログラミング・トイのコーナーを見かけるようになりました。例えば、筆者の近所の本屋さんではこんな感じでコーナーが設置されています。写真では分かりにくいかもしれませんが、結構なスペースを割かれていることからもこのジャンルの注目が高いことが分かります。
このようにプログラミング・トイが大きく取り上げられるようになってきた理由は、昨今話題になっている「STEAM教育」への注目度が高くなってきているからではないでしょうか。
実は、筆者がこのコーナーに気がついたのは、一緒に本屋さんに行った小学2年生の息子から「こんな楽しそうなおもちゃがあるよ!」と目をキラキラさせながら言われたからでした。「STEAM教育」がこれまでのいわゆる「お勉強」と大きく異なる点が、こういった子供達が自ら興味を示し、「やってみたい!」と思えることなのではないかと筆者は思います。
STEAM教育とは
そもそも、STEAM教育とは一体何なのでしょうか。教育熱心なご家庭であれば既に常識なのかもしれませんが、お恥ずかしいことに筆者は小学生の子供2人を育てる親でありながら、その定義を全く知りませんでした。しかし、一般的なご家庭の多くは筆者と同じような状態なのではないでしょうか。
改めてSTEAM教育の定義を見てみましょう。
STEAM
「STEAM」とは、社会とテクノロジーの関係がますます密接になっていくこれからのAI時代において重要になってくる5つの領域の頭文字を合わせた言葉です。
S | SCIENCE(サイエンス) | 科学:自然を説明するルール |
T | TECHNOLOGY(テクノロジー) | 技術:実際に形にする技 |
E | ENGINEERING(エンジニアリング) | 工学:設計する力 |
A | ART(アート) | 芸術(リベラルアーツ):発想し表現する方法 |
M | MATHEMATICS(マスマティックス) | 数学:ルールを説明する道具 |
STEAM教育の定義
STEAM JAPANによれば、STEAM教育とは『「知る(探究)」と「つくる(創造)」のサイクルを生み出す分野横断的な学び』であると定義されています。STEAM教育では、体験の中でさまざまな課題を見つけ、クリエイティブな発想で問題解決を創造、実現していくための手段を身につけます。
社会とテクノロジーの関係がますます密接になっていくことが確実なAI時代においては、「S・T・E・A・M」の5つの領域の理解と、学びを具体化する能力が必要不可欠になってきます。
STEAM教育は、課題を自ら見つける力、物事を様々な面から捉え解決する力、新しい価値を創造する力の3つを育む教育だと理解すればよいでしょう。
プログラミングはSTEAM教育の要素の一つ
では、STEAM教育と、プログラミングの関係はどのようなものなのでしょうか。端的に言えば、プログラミングはSTEAM教育において重要な要素の1つであり、21世紀の「読み書きそろばん」のようなものだと理解されています。
これからの子供達にとってそれほど重要な技能になることが見込まれるプログラミングですが、一足飛びにプログラミングを覚えさせるというわけではありません。文部科学省も次のように取りまとめています。
「プログラミング教育とは、子供たちに、コンピュータに意図した処理を行うよう指示することができるということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」などを育むことであり、コーディングを覚えることが目的ではない。」
つまり、PCを使ってコーディングを覚えさせるということではなく、プログラミング思考を通して論理的思考などの様々な思考力を育成する教育が重要だということであり、この記事で取り上げているプログラミング・トイは、その育成にもってこいの教材だということです。
プログラミング・トイの選び方
では、たくさんの種類があるプログラミング・トイのなかで、最初に手にする商品はどのように選んだらよいのでしょうか。我が息子もどれを買ってもらおうか悩みに悩んでいる様子でした。なぜなら、どれも面白そうで、「やってみたい」という思いが強かったから。ここではプログラミング・トイを選ぶ際のポイントをご紹介します。
1. 対象年齢(難易度)で選ぶ
プログラミング・トイには対象年齢が設定されているものがほとんどです。対象年齢の設定は、例えば、「4歳〜99歳」「7歳〜99歳」「8歳〜108歳」といった具合で設定されています。注目すべきは対象年齢の下限でしょう。
早期教育に熱心なご家庭であれば、早くから難しい問題を解けるようにしてお友達と差をつけたいと思う親御さんもいらっしゃると思います。しかし、あまりに難しいものを選んでしまうと、そもそもプログラミング・トイに対して恐怖心やネガティブな感情を持ってしまうお子さんもいると思います。STEAM教育は探究心や自律的な行動を育む教育です。お子さんが無理なく楽しめる、年齢にマッチした製品を選びましょう。
2. プレイ人数で選ぶ
プレイ人数も重要な選定基準になるでしょう。プログラミング・トイの多くは1名以上で遊べるように設計されていますが、稀にプレイするために複数の人数が必要な製品もあるので注意が必要です。お使いになるお子さんが1名の場合は「プレイ人数:1名(から)」となっている製品を選びましょう。
3. あくまでも子供がやりたい!というものから選ぶ
これからの教育は、親や先生からの押しつけではなく、お子さんが興味・探究心をもって自ら学んでいくことが重要です。そういう意味でも最優先すべきはお子さんがどれをプレイしたいのか。お子さんの意向に耳を傾けて本当に遊びたいプログラミング・トイを選ぶようにしましょう。
4. 親御さんも楽しめそうなものを選ぶ
プログラミング・トイは買ってあげればそれで終わり、というものではありません。多くの場合、子供一人ではルールを理解してスタートするのに戸惑ってしまったり、対象年齢がマッチしていたとしても、プレイしていく上で壁にぶつかりステージをクリアできないといった場面が生じます。
そんな時は親御さんも一緒になって、お子さんのプレイを進める手助けをしてあげることが必要です。もっと言えば、多くの場合は一緒にプレイすることが前提になるという場合も多いのではないでしょうか。
そうなのであれば、自分も楽しめそうだなというものを選んであげるということも重要な要素の一つになりそうです。ただし、あくまで主人公はお子さんです。その点だけは忘れないようにしましょう。
「CIRCUIT MAZE(サーキット・メイズ)」レビュー
さて、前置きが少し長くなりました。本題である「CIRCUIT MAZE(サーキット・メイズ)」のレビューです。
CIRCUIT MAZE(サーキット・メイズ)」とは
電流が流れるプレートが仕込まれたトークン(電気を伝えるコマ)」を組み合わせて電気回路を完成させて遊ぶプログラミング・トイ。問題カード通りの配置からスタートして、不足するトークンをはめて回路を完成させる玩具です。指示通りの回路が完成できればLEDライト(赤・緑・黄色)が点灯されます。
この商品は海外の製品のため、箱の中にある説明書は全て日本語ではありません。しかし、日本語の簡単な説明書は箱の外に特別に添付されていますから、心配はいりません。ルールもシンプルで、一度読んでしまえば、その後説明書を読み返す必要もないでしょう。
対象年齢 | 8歳〜108歳 |
プレイ人数 | 1人〜 |
箱サイズ | 27×24×6cm |
準備が必要なもの | 乾電池3本(単4) |
参考価格 | 5,200円(税別) |
箱を開けるとこんな感じ。
遊んだ後もきれいに収納できるようになっていますから、バラバラになって部品を無くしてしまう心配もありません。
バラバラにするとこんな感じ。左側にあるフレームにトークンをはめていきます。
この玩具で注意が必要なのは、電気回路を完成させてLEDライトを点灯させるために乾電池が必要なことです。他の多くのプログラミング・トイでは乾電池は不要ですから、別途電池を準備しなくてひけない分、他の製品よりも面倒かもしれません。しかし、息子がこの商品を選んだ理由がまさに「LEDライトを点灯させたい!」という欲求だったので、我が家ではこれはマイナス要素とは考えませんでした。
CIRCUIT MAZAの難易度
問題数は計60問。問題は毎にカードが準備されており、カードの表には初期セッティング、この問題で使用するトークンの指定、完成時のLED点灯結果がそれぞれ書かれています。また、カードの裏には正解時の回路図が書かれています。
問題の難易度は、4段階に分かれています。一番簡単なのがビギナーレベルで15問。うちの小学2年生(8歳)の息子は、2問くらい少し悩んで時間がかかったものがありましたが、それら以外は難なくクリアできました。下の写真がビギナーレベルの問題1。
右側にあるのが初期セッティング、左下が使ってもいいトークン、左上にあるのが正しく回路を完成させることができた場合に点灯するLEDライトです。
問題1を解いた結果がこちら。8歳児(小学2年生)なら難なくクリアできると思います。しかし、問題はどんどん難しくなっていきますから、最初は余裕の表情だった我が子も徐々に真剣な表情になっていきました。
こちらはかなり悩んでいる様子。トークンをはめては外し、はめては外し、トライアンドエラーを繰り返していきます。この集中力は我が子ながら頼もしい。真剣に打ち込む姿を見れるのがプログラミング・トイのいいところですね。
CIRCUIT MAZEの良い点
- 難易度が簡単なものから難しいものまで分かれていて子供から大人まで楽しめる
- 電流が流れる仕組みを理解できる(学校で習う前に理解できます)
- 遊んだ後もきれいに収納できてお片付けが簡単
- 自分で新しい問題を作って遊ぶこともできるので、全問解いたらゴミになるということがない
CIRCUIT MAZEの悪い点
- 乾電池を別売で準備する必要がある
- トークンのハマりが悪い
正直言ってあまり悪い点は思い当たりませんでした。しかし、あえて挙げるとすれば、上に書いた2つ目の「トークンがフレームにハマりにくい」点。この玩具はトークンをはめたり外したりを繰り返しますから、1つを外したら他のトークンも外れてしまったり、結構力を入れてはめなくては回路は正解しているのにLEDが点灯しないというのは問題ありです。小学2年生の男子でもきっちりはめるのに少し手間取っていたのが印象的でした。
しかし、何度もやっていくうちにはめ方に慣れてしまって、実際にはさほど苦にはならなかったというのも事実です。あまり気にする程度のものではないのかもしれません。総合評価としては十分に満足できる製品です!
子供の思考力を伸ばす!世界のプログラミング・トイ 10選
最後に同じシリーズのプログラミング・トイのおすすめ商品10選をご紹介します。小学校低学年くらいが楽しめそうなものを選んでみましたのでご覧ください。このシリーズ商品は50種類以上あるので、ぜひお子さんに最適なプログラミング・トイを見つけてあげてくださいね!
1. ROLLER COASTER CHALLENGE(ローラーコースター・チャレンジ)
ジェットコースターのコース設計のプログラミングを考える玩具。問題カードの初期設定に決められたレールを加えてジェットコースターを完成させるゲームです。CIRCUIT MAZEのジェットコースター版のような感じでしょうか。実は息子はCIRCUIT MAZEとこれの2つで最後の最後まで悩んでいました。3次元のコースを完成させるのは絶対に面白いですよね!
対象年齢 | 6歳〜108歳 |
プレイ人数 | 1人〜 |
箱サイズ | 30×28×7cm |
参考価格 | 5,400円(税別) |
2. ROBOT TURTLES(ロボット・タートルズ)
世界的なIT企業Googleのプログラマーが自分の3歳の子にゲーム形式でプログラミングを教えるために開発し、世界中で話題となったPCのいらないボードゲームです。プレイヤーは「プログラマー役」と「PC役」に分かれてプレイします。カメが宝石までたどり着く道のりをカードでプログラミングすることで、子供の思考力を大きく伸ばす効果が期待できます。
対象年齢 | 4歳〜108歳 |
プレイ人数 | 1人〜4人 |
箱サイズ | 27×27×5cm |
参考価格 | 4,500円(税別) |
3. CODE MASTER(コード・マスター)
小学生にも大人気のゲームMinecraft(マインクラフト)を想起させるようなデザインで我が子も興味を示していました。アバター(自分の分身)の通り道をプログラミングしていきます。NASAの仮想現実(VR)プログラマーが考案した問題解決力や論理的思考力を育成するボードゲームです。なお、このシリーズはCODE PROGRAMMING GAMES SERIESと呼ばれており、単にコーディングを覚えることではなく本当に必要なコンピュータ・サイエンスの本質を理解するために作られたゲーム群となります。
対象年齢 | 8歳〜108歳 |
プレイ人数 | 1人〜 |
箱サイズ | 30×20×5cm |
参考価格 | 4,050円(税別) |
4. MATHDICE(マスダイス)
先ず12面体の2つのサイコロを振って出た数の掛け算でターゲットナンバーを決めます。次に3つの6面体サイコロを転がして出た目の数字を使ってターゲットナンバーと同じ(または最も近い数字)になる計算式を考えた人の勝ち!四則演算や累乗を使うので、小学2年生にはちょっと難しいかもしれません。塾などに通っていて算数を先取りしているご家庭にはおすすめ。
対象年齢 | 8歳〜108歳 |
プレイ人数 | 1人〜 |
箱サイズ | 10×17×4cm |
参考価格 | 1,440円(税別) |
5. THE BRAIN TRAIN(ザ・ブレイン・トレイン)
電車のレールを使ってプログラミングを覚えるゲームです。ゼンマイを回して動かす機関車が進むレールを組み合わせながら、自然に「足し算」「引き算」が身についていきます。問題は全部で40問、難易度は4段階です。足し算・引き算といっても答えがマイナスになる場合もあって、あなどれませんよ!
対象年齢 | 4歳〜99歳 |
プレイ人数 | 1人〜 |
箱サイズ | 18×15×6cm |
参考価格 | 2,900円(税別) |
6. RUSH HOUR(ラッシュ・アワー)
駐車場に見立てたボード上に配置された自動車フィギュアを脱出させるゲームです。男の子は真っ先に欲しがるのではないでしょうか。問題の発見、そして順番に解決する論理的思考力を養うことができます。なんと、全人口の上位たった2%の天才集団MENSA(メンサ)の認定ゲームです。問題の難易度は4段階、全40問です。難易度を少し落としたRUSH HOUR JR.(ラッシュ・アワー・ジュニア)という商品もあるので、まずはJR.で腕試ししてからでもいいかもしれません。
対象年齢 | 8歳〜108歳 |
プレイ人数 | 1人〜 |
箱サイズ | 22×20×6cm |
参考価格 | 3,700円(税別) |
7. KATAMINO(カタミノ)
パーツを組み合わせてボード上にぴったりと埋め込むテトリスのようなゲームです。ボードのスペースが小さいビギナー向けからボード全てを使った上級者向けまで、なんと問題数は500問!解答は36,057通りもあるというのが驚きです。ただ勘を使ってパズルするのではなく、算数の証明問題のように1つのブロックを起点にして論理的に考察していきます。メーカーも究極のパズルと打ち出しており、お子さんだけでなく中高生や大人まで楽しめます。我が家では次はこれを買いたい!
対象年齢 | 3歳〜99歳 |
プレイ人数 | 1人〜2人 |
箱サイズ | 31×19×4cm |
参考価格 | 5,600円(税別) |
8. INVASION OF THE COW SNATCHERS(インベーション・オブ・ザ・カウ・スナッチャーズ)
UFOに取り付けられた磁石を使ってどのような順番を辿れば全ての対象物を吸い上げることができるかを考えるパズルゲームです。家畜がUFOに連れ去られた都市伝説(キャトルミューティレーション)を題材にしてユニークな仕上がりになっています。壁や餌の貯蔵庫で通れる場所に制限がつけられており、制約との因果関係を考えながら物理的思考力を身につけていくことができます。難易度は5段階、60問を全てクリアできるでしょうか。
対象年齢 | 6歳〜108歳 |
プレイ人数 | 1人〜 |
箱サイズ | 22×22×5cm |
参考価格 | 4,200円(税別) |
9. BALANCE BEANS(バランス・ビーンズ)
シーソーに赤いお豆のようなキャラクターを設置し、黄色や青色のキャラクターをどのように乗せればシーソーが並行になるかを考えるロジックゲームです。小学校の時に距離×重さで計算してシーソーが釣り合う重さを計算したことがあると思いますが、それをゲームに仕立てたものですね。プログラミングに必要な思考プロセスを鍛錬する論理性と算数的要素が楽しい幼児教育向けゲームです。
対象年齢 | 5歳〜108歳 |
プレイ人数 | 1人〜 |
箱サイズ | 24×17×7cm |
参考価格 | 3,600円(税別) |
10. LUNAR LANDING(ルナ・ランディング)
宇宙空間に見立てたボードの上で宇宙飛行士が母艦に戻る方法を考えるプログラミング・トイ。無重力空間という設定なので、乗組員かロボットのオブジェクトにぶつかるまで止まれないという制限を前提にどうやって母艦に帰還するかを考えましょう。このゲームでは、ある一定の制約条件下での問題解決力を養うことが可能です。
対象年齢 | 8歳〜108歳 |
プレイ人数 | 1人〜 |
箱サイズ | 13×20×6cm |
参考価格 | 3,000円(税別) |
まとめ
いかがでしたか?この記事ではなぜプログラミング・トイが最近話題となっているのか、海外のプログラミング・トイの一つである「CIRCUIT MAZE」を実際にプレイしてみたレビュー、そして、同じシリーズの海外プログラミング・トイのおすすめ10選をご紹介しました。
ITやAIの普及した新しい時代を生きていく子供達が基礎的な力を身につけ、たくましく育っていくために、ぜひプログラミング・トイをお試しください。