ガスや火を使わずに、電気のみで調理・温めが可能な卓上IH調理器。
電気代も安く、安全面にも配慮していることから、今日では多くの対応調理器具が発売されています。
そんな卓上IH調理器が欲しいけど火力やサイズが気になる、使いこなせるか分からないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、普段から卓上IH調理器を使って自炊している筆者が、おすすめの卓上IH調理器を10機種ご紹介。
料理のレパートリーを増やしたり、コンロでの火傷などの事故を防ぐために是非参考にしてくださいね。
卓上IH調理器の選び方
卓上IH調理器は「電磁誘導加熱」と呼ばれる、電気抵抗の力で加熱する調理器です。
電気の力で加熱するため、火傷や火災といった火のトラブルが起こりにくく、加熱面も平面になっていることから、汚れても掃除しやすいのが特徴。
そんな卓上IH調理器ですが、サイズや火力などメーカーやモデルによって違いはそれぞれ。
ここからは卓上IH調理器が持つ特徴について紹介しつつ、選び方についても触れていきます。
使用頻度で選ぶ
卓上IH調理器は様々な機能を持つものから、温めや加熱のみというシンプルなものまで様々なタイプが存在しています。
新たにIH調理器を導入したい、本格料理を作りたい、追加のコンロとして使いたい、出来上がった料理の保温に使いたい、など用途は人によって様々。
自分に合った用途の卓上IH調理器を購入することが重要です。
火力で選ぶ
卓上IH調理器は火力で選ぶこともできます。
ワット数が高いほどパワフルな強火相当の火力を出すことが可能で、1,000W~1,400Wのものが多いです。
火力が高いモデルは細かな温度の調整が可能なので、揚げ物や炒め物など色々な料理を作れます。
また温度をデジタル表示してくれるので、料理が苦手な人でも安心して使えます。
安全性で選ぶ
火を使わない卓上IH調理器ですが、コードの長さや電源の切り忘れに気を付けなければ、怪我や事故の原因となる恐れがあります。
事故防止のために引っ掛けてしまっても安心なマグネットコード、鍋やフライパンが離れた時に自動で電源を落とす機能、お子様に安全なチャイルドロック機能などを搭載したモデルも多く存在。
安全機能を搭載した卓上IH調理器を使うことで、お子様と一緒に料理を作ることができます。
メンテナンスのしやすさで選ぶ
卓上IH調理器は平面なこともあり、お手入れがしやすいのが特徴です。
特にフルフラット、ガラストップコート処理がされているものは揚げ物や炒め物などの油汚れも苦労することなく拭き取れます。
頻繁に料理をする方は、お手入れのしやすさに注目して選ぶのもいいでしょう。
サイズで選ぶ
卓上IH調理器はコンパクトな1口コンロが主流ですが、火力や機能性に優れた2口タイプのものも存在しています。
中でも2口コンロは一度に多くの料理を作れる上、手間のかかる本格料理に挑戦することも可能です。
ガスコンロの代用品として使う場合、キッチンに収納可能かどうか判断するのも重要ですね。
調理機能で選ぶ
揚げ物や低温調理など、調理方法による細かな温度調節可能な機能を搭載した卓上IH調理器を選ぶことで、料理の幅を広げることが可能です。
タイマー機能を使うことにより、カレーやおでんといった日をまたぐ料理も自由自在。
作り置きなどにも便利です。
メーカーで選ぶ
卓上IH調理器は日本の有名メーカー「パナソニック」や「アイリスオーヤマ」などが毎年多くの商品を販売しています。
海外のメーカーでは「ティファール」などが多数販売しており、メーカーによっては独自の機能を搭載しています。
また今日では家電のIoT化が進んでおり、メーカー同士で他の家電製品と互換性を持つ場合もあることから、よく使うメーカーの卓上IH調理器を選ぶのもおすすめです。
卓上IH調理器のおすすめ10選
パナソニック KZ-PH33
料理が煮立ったら自動で火力を抑え、吹きこぼれを防ぐ機能を搭載した「パナソニック」の卓上IH調理器です。
煮崩れを防ぎ美味しい煮物が味わえる「味しみしみ」コースや、揚げ物の温度を自動でコントロールしてくれる機能を搭載しており、料理も簡単。
温度を保ちながら火力を1,000W以下に抑える「1,000Wセーブ機能」で、ブレーカーが落ちる心配も減らせます。
静音設計もされており、卓上IH調理器を初めて買う方に最もおすすめな商品です。
アイリスオーヤマ IHK-T37
4つのデザインとカラーバリエーションが魅力的な「アイリスオーヤマ」の卓上IH調理器。
火力が6段階に調整可能なので、温めから煮物、蒸し料理と幅広い料理を作れます。
2時間以上の操作がない場合、自動で電源を落とす「切り忘れ防止機能」をはじめ、安全機能を5つ搭載。
シンプルな構造で操作もしやすく、お子様をお持ちのご家庭でも安心して使えます。
ティファール デイリーIH IH2028JP
プロダクトデザイナーの安積伸氏がデザインを手掛ける「ティファール」の卓上IH調理器です。
加熱・煮る・揚げる・湯わかしの4つの調理をワンボタンで選択したあと、用意した食材をセットするだけで調理可能。調理効率を飛躍的にアップさせることができます。
加えて1,400Wのハイパワーでのスピード調理も可能。調理時間を短縮したい方におすすめです。
YAMAZEN YEA-140
コスパの良い調理器具を多く販売する「YAMAZEN」の卓上IH調理器です。
コンパクトで収納性に優れ、狭いスペースでも安心。
大型サイズの鍋やフライパンも充分に加熱可能なので、大きな鍋が必要な料理やボリュームのある料理も調理可能です。
見やすい大きな操作盤を搭載しており、キッチンが狭い方や1人暮らしの方でも使い勝手の良い卓上IH調理器と言えます。
エスケイジャパン SKJ-YA142HP
大容量の2口コンロを搭載した「エスケイジャパン」の卓上IH調理器。
大きな専用プレートがついており、ホットプレートとしても使用可能です。
また2口コンロのため様々な料理を同時に調理できる上、調理後の掃除もしやすいことから気兼ねなく使えます。
色々な料理に挑戦したい方や、ホットプレートとしても使いたい方におすすめです。
東芝 MR-Z30J
業界トップクラスのハイパワー1,420Wの火力を搭載した「東芝」の卓上IH調理器です。
中の料理が見やすく料理が取りやすい「厚さ39㎜」を実現。こちらも業界トップクラスの薄さとなっています。
煮込み・保温・揚げ物など、選べる調理コースに加え、7段階の火力調整、掃除しやすいガラストッププレートなど高性能な卓上IH調理器です。
静音性も高く、調理音を気にせずテレビや家族の会話を楽しめます。
日立 HIT-S55
細かい設定が可能な8段階火力調節機能を搭載した「日立」の卓上IH調理器。
保温機能も3段階から選べチーズフォンデュ・カレー・おでんと様々な料理に対応可能です。
バックライトが付いた見やすいワイド液晶、ボタンが大きい操作パネルとユーザー目線で操作部分が作られた使いやすいIH調理器です。
ドリテック DI-216BK
A4サイズよりも小さいながら、驚異の性能を持つ「ドリテック」の卓上IH調理器。
コンパクトながら加熱モードや定温モードを搭載し、1人暮らしでは作るのが難しいアヒージョや揚げ物を楽しめます。
また高温表示や切り忘れ通知機能といった7つの安全設計が施されており、初めてIH調理器を利用する方にもおすすめです。
KOIZUMI KIH-1403
音声機能を搭載した「KOIZUMI」の卓上IH調理器。
シンプルな操作性に見やすい液晶、安全なマグネットコード、音声機能を搭載しているのでお年寄りや小さなお子様でも安心して使えます。
掃除しやすいオールガラストップ仕様なので、こまめな手入れが必要ない点も魅力的です。
象印 EZ-HG26
魔法瓶やポット、炊飯器などの家電で有名な「象印」の卓上IH調理器。
お湯が沸いたら自動で電源を切る湯沸かし機能や、9段階調整可能な火加減機能など、温度にこだわって作られており、一流の料理人のような繊細な料理を作れます。
シンプルな操作性に洗練されたデザインが特徴で、使用感・インテリア性共に高い卓上IH調理器です。
まとめ
今回は卓上IH調理器の選び方や、おすすめ商品についてまとめました。
一口に卓上IH調理器といっても、火力に特化したものや温度調整に特化したものなど様々な違いがありましたね。
この記事が、あなたに合った卓上IH調理器探しに役立てたなら幸いです。