お店で印刷が主流だった時代が変わり、一家に一台あると便利なプリンター。最新機種のプリンターでは、お店で印刷したような高画質な写真プリントも可能になっています。
コピー機としての利用目的でも、自宅でサッと印刷が出来るのはとても利便性が高いです。
それぞれのプリンターの性能についても解説しているので、ぜひ自宅で使うプリンター選びの参考にしてみてください。2021年度版のおすすめのプリンターをご紹介していきます!
プリンターの選び方
インク形状で選ぶ
インクジェットプリンターのインク形状には2種類あります。カラーインクがひとつにまとまっている一体型と、1色ずつセットする独立型です。一体型は、1色が切れると印刷できなくなるというデメリットがありますが、独立型は1色ずつの交換が可能なのでコスパに優れています。ボディがコンパクトなプリンターには一体型のインクが使われていることがほとんどです。
インク色数で選ぶ
インク色数は4~6色のものがあります。低価格モデルでは4色タイプが多いですが、書類はもちろん写真でも満足できるほどの画質はあるので家庭用プリンターとしては充分です。6色タイプになると、人の肌の質感や風景の色彩がより鮮明に移るので、高画質な写真を求める方向けです。
インク種類で選ぶ
顔料…写真の表面に留まるタイプのインク。色鮮やかに鮮明に映し出されるので、写真展に出品するような写真を現像したいなら顔料。顔料は黒をくっきりと印刷するのにも優れています。
染料…顔料よりも安価。写真に染み込むタイプのインク。光沢紙に印刷することでより優れた画質の写真にできる。家庭用で印刷するには充分。
染料+顔料…顔料と染料の良い所を併せ持つので、写真も書類もくっきりと色鮮やかに印刷します。
印刷速度/分で選ぶ
機種によって、1分間に何枚のカラー、モノクロ印刷が出来るのかも重要なポイントになってきます。印刷速度が速い機種の方が価格は上がるので、ご自分の使用頻度に合わせた機種を選ぶようにしましょう。
ランニングコストで選ぶ
液体インクを使用するインクジェットプリンターは、インクの交換の度にコストがかかってきます。ランニングコストを意識するなら大容量タンクを備えているプリンターを選んだほうが交換回数が少なくて済むので、出費を抑えることができます。
おすすめのプリンター10選
EPSON エプソン EW-752T
インクの補充がとても簡単にできる機種で、インクボトルを差し込むだけなので手が汚れずインク交換の際のストレスがゼロに。インクが満タンになったところで自動で止まります。インクボトルは大容量なのにお得な値段なので、1枚あたりの印刷コストはカラー文書で約3円とランニングコストも抑えられます。文書だけでなく、顔料と染料を使った5色インクでハッキリと鮮明な写真の印刷が可能なおすすめの家庭用プリンターです。
インク形状 | 独立型 |
インク色数 | 5色 |
インク種類 | 染料+顔料 |
印刷速度/分 | 9枚 |
EPSON エプソン カラリオ EW-052A
文書のプリントには文字をはっきりと印刷する顔料インク、写真のプリントには鮮やかな色彩を表現する染料インクを使用。Wi-Fiなどの無線印刷はもちろん、専用のアプリ「Epson iPrint」を使ってアップロードすればスマホ内に保存してある写真も簡単に印刷ができます。カラー液晶搭載で使いやすさにも優れています。
インク形状 | 独立型 |
インク色数 | 4色 |
インク種類 | 染料+顔料 |
印刷速度/分 | - |
CANON キヤノン PIXUS iX6830
L判フチなし写真の印刷スピードが約30秒と高速印刷できるのがこの機種の魅力です。印刷サイズがA3サイズまで可能なのに関わらずコンパクトボディなので場所を取ることなくご自宅に置いて頂けます。スマホアプリの「Canon PRINT Inkjet」をダウンロードすれば、スマホから直接写真を印刷出来たり、文書をプリントすることも可能になります。Wi-Fi(無線LAN)にも対応で接続も簡単です。
インク形状 | 独立型 |
インク色数 | 5色 |
インク種類 | 染料+顔料 |
印刷速度/分 | 10.4枚 |
EPSON エプソン カラリオ EW-452A
スマホからプリンター本体のQRコードを読み取ることで簡単にプリンターと接続ができて、スマホからの操作が可能に。スマホ内の写真も手軽に印刷ができて、プリンターでの年賀状印刷も「スマホでカラリオ年賀」というアプリを使えば簡単に作成から印刷ができます。オートフォトファイン機能も搭載しており、逆光で失敗してしまった写真を自動で顔判定をし、自然な色に補正してプリントをしてくれるという便利な機能です。
インク形状 | 独立型 |
インク色数 | 4色 |
インク種類 | 染料+顔料 |
印刷速度/分 | - |
CANON キヤノン PIXUS TS6330
スマホ、Wi-Fi、Air print、クラウド印刷など各種無線接続に対応しています。用途や置き場所によっても使い分けができる2way給紙口を採用しているプリンター。5色の独立インクを搭載しているスタンダードなタイプのプリンターで使い勝手は抜群です。キャノンのTS8430よりワンランク下の機種ですが、レーベルプリント、QRコードダイレクトプリントが必要なければこちらの機種で満足のいく綺麗な写真が印刷可能でしょう。
インク形状 | 独立型 |
インク色数 | 5色 |
インク種類 | 染料+顔料 |
印刷速度/分 | カラー10枚 モノクロ15枚 |
CANON キヤノン PIXUS TS7430
QRコードダイレクト接続を採用した2020年8月発売の最新機種のプリンターです。5色ハイブリッドインクタンク搭載で、使った分のインク交換だけで済むので経済的にも嬉しい。アプリでスマホからの印刷や、クラウドのデータも印刷可能。また、新機種のみに搭載のQRコードダイレクト印刷も可能になっています(iPhone、iPadのみ)。
インク形状 | 独立型 |
インク色数 | 5色 |
インク種類 | 染料+顔料 |
印刷速度/分 | カラー10枚 モノクロ15枚 |
EPSON エプソン EP-883AW
文字も写真もくっきりと印刷可能なハイブリッド6色インクを採用し、滑らかなグラデーションを再現するライトシアンとライトマゼンタが印刷のポイント。素肌や景色の色合いを表現豊かに再現し、写真の綺麗さを引き立たせます。普通紙にカラー印刷をしても色鮮やかに印刷できるほど高度なカラー再現が魅力の機種です。高画質印刷に加えて、L版写真の印刷が約13秒と高速印刷も可能にした高速MACHヘッドも兼ね備えています。
インク形状 | 独立型 |
インク色数 | 6色 |
インク種類 | 染料 |
印刷速度/分 | ー |
CANON キヤノン G3360
特大容量タンクを備えたこのプリンターは、1枚当たりの印刷代を大幅に削減しランニングコストをとことん抑えました。A4モノクロ印刷約0.5円、カラー印刷約1円と驚きの安さです。印刷する枚数の多い方はこちらの機種で決まり!というくらいにコストパフォーマンスが高いです。大容量タンクなのでインクの補充頻度は低いですし、コスパだけでなく印刷スピードもカラー印刷は1分あたり約6枚と高性能なプリンターです。
インク形状 | 独立型 |
インク色数 | 6色 |
インク種類 | 染料+顔料 |
印刷速度/分 | 6枚 |
CANON キヤノン G6030 ギガタンク搭載モデル
ギガタンク搭載モデルのインクジェットプリンターなので、インク一度の補充で大量のプリントが可能になりました。1枚あたりの印刷代が減りランニングコストを大幅に削減でき、長い目で見るとたくさん印刷する用途のある方にはおすすめな機種です。新顔料のブラックインクと高密度なヘッドで鮮明な印刷を可能にしました。
インク形状 | 独立型 |
インク色数 | 4色 |
インク種類 | 染料+顔料 |
印刷速度/分 | 6.8枚 |
CANON キヤノン PIXUS TS8430
2020年の8月に発売の最新機種で、8330の最新型です。6色ハイブリッドタンクを採用しているPIXUSのハイスペックモデルとなっています。2way給紙などの主な機能は8330と同じですが、QRコードダイレクト接続が可能になりました。文書のプリントも写真プリントも万能にこなすバランスのとれた使いやすいプリンターです。長く使う予定で、高機能高画質の機種をお探しの方はTS8430を選んでおけば間違いないと言えるでしょう。
インク形状 | 独立型 |
インク色数 | 6色 |
インク種類 | 染料+顔料 |
印刷速度/分 | カラー10枚 モノクロ15枚 |
自宅で手軽にプリンター印刷を
印刷は写真メインなのか、文書メインなのかなどご自分の使い方に合わせてプリンターの機種選びを進めてみてください。
印刷頻度の高い人は長期的に見たランニングコストを考慮して、印刷代が安く済む機種を選ぶのがポイントです。
写真プリントや年賀状印刷が自宅で出来るようになれば、今まで現像にかけていた手間を減らすことが可能です。
この記事を参考に、ぜひ自宅に1台プリンターを導入してみてくださいね!