「新型コロナウイルスの影響により家で食事をとることが増えた」
「買い物の頻度を減らすために、まとめ買いをして冷蔵庫がパンパン…」
なんてことありませんか?
キッチンに欠かせない冷蔵庫。新型コロナウイルス流行の影響もあり、例年よりも大きくて使い勝手のいい冷蔵庫の需要が高まっているんですよ。それに伴い、さまざまなメーカーから大容量で機能的な冷蔵庫が続々と登場しています。
この記事では、ファミリー向けの大型冷蔵庫の選び方と、2021年最新のおすすめの10商品を主婦の目線で紹介します。
- 1 大型冷蔵庫の選び方
- 2 おすすめの大型冷蔵庫10選
- 2.1 日立 HITACHI 真空チルド 冷蔵庫 R-HX54R
- 2.2 日立 HITACHI 冷蔵庫 R-KX57N
- 2.3 シャープ SHARP 冷蔵庫 プラズマクラスター SJ-AF50H
- 2.4 シャープ SHARP 冷蔵庫 プラズマクラスター SJ-AW50H
- 2.5 パナソニック IoT対応冷蔵庫 NR-F657WPX
- 2.6 パナソニック IoT対応冷蔵庫 NR-F507HPX
- 2.7 東芝 601L 6ドア冷蔵庫 TOSHIBA VEGETA FZシリーズ GR-S600FZ
- 2.8 東芝 TOSHIBA VEGETA GR-T500GZ
- 2.9 三菱 MITSTUBISHI 置けるスマート大容量 WXDシリーズ MR-WXD70G
- 2.10 三菱 MITSTUBISHI 置けるスマート大容量MXシリーズ MR-MX57G
- 3 まとめ
大型冷蔵庫の選び方
大型冷蔵庫は、失敗したからといって簡単に買い替えられるものではありませんよね。そこで、購入前にチェックすべきポイントをまとめました。
家族の人数に合わせて容量を選ぶ
まずは、冷蔵庫の容量を決めていきましょう!次の「冷蔵庫の容量目安計算式」に、家族の人数を当てはめると、簡単に目安容量を知ることができるので、参考にしてみてください。
目安容量=70L(1人分)×家族の人数+100L(常備品分)+70L(予備)
この計算式で算出された容量は、あくまでも目安です。「まとめ買いで食材をたっぷりストックしておきたい!」なんて場合には、もっと大容量の機種を検討してみてくださいね。
サイズで選ぶ
購入前に絶対にチェックしなくてはならないのがサイズです。冷蔵庫を置きたい場所の奥行と幅、それから高さも測っておきましょう。キッチンに合ったサイズのものを選ばないと、いざ設置しようと思ったのに横幅が合わず部屋の模様替えから始める事態になってしまいますよ。
放熱スペースは必ず確保を!
冷蔵後の両側面と上部は、熱を逃がすために空間を開ける必要があります。確保が必要な放熱スペースは、機種によって異なりますが、一般的には両側面0.5〜3cm、上部5〜30cm程度とされています。放熱がうまくできないと故障の原因となることもあるため、余裕を持ったサイズ選択を心がけましょう。
約5~30cmの放熱スペースが必要な冷蔵庫の上は、物を直接置くこともできず、デッドスペースになりがちですよね。収納スペースを作る予定がないのならば、いっそ背の高い冷蔵庫を購入するというのも賢い選択ですよ。
搬入経路も要チェック!
置き場のことに気を取られて、うっかり忘れがちなのが搬入経路の確認です。廊下や玄関、集合住宅ならば階段やエレベーターなど、冷蔵庫を運べるだけの広さがあるか確認しておくと安心です。
使いやすさで選ぶ
サイズが決まったら、使いやすさをチェックしましょう。
ドアの使いやすさ
冷蔵庫の設置場所によっては、ドアに開けにくい方向があることも。右開き、左開き、観音開き、どのタイプがスムーズに開閉できるか考えて選択しましょう。
ドアの前に広いスペースが確保できない場合には、観音開きがおすすめです。
右開きか、左開きかで悩んだ場合には、SHARPの「どっちもドア」を採用した冷蔵庫を選ぶのがおすすめ。左右どちらからも開けられるので動線を気にせず設置できますよ。
野菜室・冷凍庫の位置
メーカーにより、野菜室と冷凍庫の位置が中央だったり、一番下だったりと、収納の位置にも違いがあります。一番下の段はしゃがまないと取り出しにくいので、頻繁に開け閉めする方が中央にある方が便利だと思います。
野菜室が一番下だと、小学校低学年くらいの子どもでも2Lボトルの出し入れがしやすい面があるので、小さいお子さんがいるなら野菜室が低い位置にある冷蔵庫を選ぶのもおすすめ。
日立の「ぴったりセレクト」対応機種ならば、中段と下段の引き出しを冷凍・冷蔵・野菜の中から自由にチョイスすることができますよ。
使い勝手の良さや収納性の高さで選ぶ
大型の冷蔵庫は庫内が広い分、うまく収納しなくては食材がゴチャゴチャになりがち。奥の方に押し込んだ食材の存在をうっかり忘れ、気が付いた時には賞味期限切れ…なんてことも。
そんな事態を防ぎたいなら、庫内の食材を整理整頓しやすい仕組みが備わった冷蔵庫を選びましょう。
調味料が多いご家庭なら、ドアポケットの空間を要チェック!ただドアポケットが広いだけでなく、調味料の出し入れがしやすいように棚が斜めになっているものもあります。
それから、冷凍室や野菜室の開き具合も確認しておきましょう!最後まで引き出せるタイプならば、奥に入れた食品も取り出しやすいですよ。
また、庫内に自由自在に動かせる仕切りが付いたものや、棚の高さを変えられるもの、小物を入れられるケース付きのものなど、収納しやすい様々な工夫が施されている冷蔵庫もあります。
食材を美味しく保つ機能で選ぶ
冷蔵庫はやはり食材を美味しく保てなくては意味がありません。ここでは人気メーカー5社の鮮度をキープする性能に注目してみましょう。
微凍結パーシャル(Panasonic)
チルドより低温の約-3℃で微凍結することにより鮮度が長持ちします。凍ってはいないので、そのまま切ったり、ベーコンなどを1枚ずつはがしたりできます。
プラズマクラスター冷蔵庫(SHARP)
プラズマクラスターイオン発生ユニットを搭載し、野菜室やチルドルームを除菌しながら清潔に保つことで鮮度をキープします。
切れちゃう瞬・冷凍A.I.(三菱)
約-7℃で冷凍することで、肉や魚が約3週間保存可能に!冷凍なのに、解凍不要で使いたい分だけサクッと包丁で切ることができます。炊き立てご飯も、熱いまま冷凍可能です。
まるごとチルド(日立)
冷蔵室全体を約2℃に設定することで、冷蔵室内の食品を全てチルドの鮮度で保つことができます。菌の繁殖を抑える効果があり、温かい鍋もそのまま冷蔵庫に入れることができますよ。
氷凍結チルド(東芝)
食材の表面をうすい氷の膜で包み込むことで鮮度をキープ。さらに、チルドルーム内に設置されたUV-LEDで食材表面のついた菌やチルドルーム内の菌の繁殖を抑制します。
便利な機能で選ぶ
冷蔵庫も年々進化しており、機能性が高い商品が次々に登場しています。生活を楽にしてくれる利便性で選択するのもいいですね。
自動製氷機能
給水タンクに水を入れておけば自動で氷を作ってくれるのが自動製氷機能です。ほとんどの大型冷蔵庫に標準装備されています。「急速製氷」に対応した機種ならば、通常より短時間で氷を作れるため便利ですよ。
水垢やぬめり、カビなどが発生するおそれがあるため、定期的に給水タンクや、ポンプ・パイプお手入れが必要になるのがデメリット。お手入れの手間を減らしたいなら「製氷おそうじ機能」のあるモデルや、洗いやすいモデルを検討しましょう。
脱臭機能
意外と気になるのが冷蔵庫内のニオイ。市販の冷蔵庫用脱臭剤を使うのも手ですが、1年間に何個も購入すると結構な出費になってしまいます。それならばいっそ、脱臭機能が搭載された冷蔵庫を選んでしまいましょう!「Ag抗菌」や「プラズマクラスターイオン」「ナノイー」など、メーカーにより手段は異なりますが、冷蔵庫内を除菌・脱臭して清潔を維持することができますよ。
タッチオープン機能
東芝やSHARPの冷蔵庫に搭載されている機能です。手で軽く触れたり、手をかざしたりするだけでドアが開くので、手が汚れているときや鍋を持っていて両手が塞がっていてもスムーズに冷蔵庫を使えますよ。
スマートフォン連動機能
スマートフォンを連携することで、さらに生活を便利にしてくれる冷蔵庫も続々と登場しています。
例えば、SHARPの「COCORO KITCHEN」では、冷蔵庫の中身に応じた献立の提案や、近所のスーパーの特売情報のお知らせが届きます。
また、日立の「コネクテッド家電」では、スマホで食材管理が行えるほか、ドアの閉め忘れも知らせてくれますよ。
デザイン性で選ぶ
長く使うものだからこそ、気に入った見た目のものを選ぶのも大切です。部屋に合うカラーを選ぶのも良いですね。
ドアがガラス面になっている「ガラストップ」「ミラーガラス」と呼ばれるデザインの冷蔵庫は、高級感がありオシャレです。しかし、ガラスドアの冷蔵庫は、マグネットがくっつかないので冷蔵庫にメモなどを貼り付けたい人は注意してください。
省エネ性能で選ぶ
冷蔵庫の寿命は10年ほどと言われています。物を大切に使うことは良いことですが、冷蔵庫の場合は10年以上経ったら新しいものに買い替えた方が食材にも電気代にも良い結果に繋がります。
何年も前の安い型落ち品を選ぶくらいなら、最新式のものを選んだほうが省エネ性能に優れている場合もあります。各メーカーのエコ機能やランニングコストを比較して選びましょう。
お手入れのしやすさで選ぶ
口に入れる食材の保存場所である冷蔵庫は、常に清潔な状態をキープしておきたいですよね!となると、お手入れのしやすさも外せないチェックポイントです。
液体調味料が付着しやすいドアポケットや、水垢・カビの繁殖しやすい製氷機など、取り外して洗えるかどうか、確認しておくとよいですね。
それから、野菜室や冷凍室など、大きなボックスを取り外して洗うのはとても大変です。取り外し式のトレイが備えられたものや、簡単に内部のゴミを取り出せるお掃除口が付いた機種もあるので、ぜひチェックしてみてください。
人気メーカーの冷蔵庫を選ぶ
サイズが大きく値段も高い冷蔵庫は、気軽に買い替えることができないため、後悔しない製品を選ぶことが重要です。多くの人に選ばれている人気メーカーの製品ならば、保証などもしっかししており安心して使える可能性が高まりますよ。ここでは、人気の大手5社を紹介します。
日立(HITACHI)
冷蔵室全段をチルドルームとして使える「まるごとチルド」が特徴。日立独自の真空チルド技術により、食材が凍らない絶妙な温度で鮮度だけでなく栄養素や風味もしっかりキープします。冷蔵・冷凍・野菜モードを切り替えられる「ぴったりセレクト」を搭載した機種ならば、ご自宅のライフスタイルにあった使い方ができるのも魅力です。
シャープ(SHARP)
シャープの冷蔵庫は、プラズマクラスターイオン発生ユニットを搭載しているのが売り。それにより、庫内を清潔に保ち、食材の鮮度が長持ちします。大容量の冷凍庫には、前後左右自在に動かせる仕切りが付いているので、整理整頓しやすいのも魅力! AIによる献立提案などのサポートも受けられますよ。
パナソニック(Panasonic)
パナソニックの冷蔵庫は、業務用レベルの急速冷凍機能である「はやうま冷凍・はやうま冷却」を搭載。この機能を使えば、炊き立てのご飯も60分ほどで冷凍が可能です。一気に凍らせるので、肉や魚も旨みを逃しません。また、-3℃で食品の鮮度を長持ちさせる「微凍結パーシャル」は、解凍の手間なく調理を行え、美味しく時短もできる優れもの。
三菱 (MITSTUBISHI)
三菱の冷蔵庫には、約-7℃で冷凍することで、解凍不要で必要な分だけサクッと切れる「切れちゃう瞬冷凍」が搭載されています。時短調理したいご家庭に特におすすめですよ。カビやぬめりが発生しやすい製氷機は、製氷皿からポンプ・パイプやフィルターまで丸洗いOK!
東芝(TOSHIBA)
東芝の「もっと潤う摘みたて野菜室」は、野菜室の湿度を95%以上にすることで、保存10日後でも野菜のうるおいと栄養をしっかりキープ。冷凍室には、野菜を下茹でなしで冷凍できる「野菜そのまま冷凍」機能や、煮物や揚げ物の冷凍に最適な「野菜冷凍ドライ」機能も備えています。
おすすめの大型冷蔵庫10選
選び方のポイントを確認したところで、おすすめの大型冷蔵庫をチェックしていきましょう!
日立 HITACHI 真空チルド 冷蔵庫 R-HX54R
幅65cmの本体サイズはそのままで、2020年モデルよりも容量が20L多い540Lに進化!ドアポケットを除く冷蔵室全段の温度が約2℃と低いのが特徴の「まるごとチルド」で食材がしっかり長持ちします。湿度も80%と高くキープされているため、食材のうるおいを保ち、乾燥や変色を抑えられます。
日立 HITACHI 冷蔵庫 R-KX57N
この機種は、下段と中段の2つの引き出しをそれぞれ野菜・冷凍・冷蔵に設定できる「ぴったりセレクト室」が最大の特徴。両方とも同じ設定にすることもできるので、冷凍の食材が多いご家庭なら、両方冷凍室にするなんてことも可能ですよ。ライフスタイルに応じて使い方を変えられるので、2人暮らしから大家族まで、臨機応変に使えるのが魅力♪
シャープ SHARP 冷蔵庫 プラズマクラスター SJ-AF50H
プラズマクラスター冷蔵庫の最上位機種です。幅68.5㎝で容量502L。中でも冷凍室は170Lの大容量が確保されているため、大量のまとめ買いにも向いています。冷蔵室・チルドルーム・野菜室にはプラズマクラスター機能を搭載。庫内を清潔に保ちながら、食材の鮮度も守ってくれますよ。無線LANに接続すれば、特売情報や献立のサポートもしてくれます。
シャープ SHARP 冷蔵庫 プラズマクラスター SJ-AW50H
プラズマクラスター冷蔵庫の「どっちもドア」タイプです。ドアを左右どちらからでも開けられるので、狭い空間でも動線を気にすることなく設置することができますよ。その他の機能は、SJ-AF50Hとあまり変わりませんが、「新鮮冷凍」機能がなかったり、ドアの液晶タッチパネルがなかったり、細かい部分に差が見られます。使い勝手より価格を重視する人におすすめです。
パナソニック IoT対応冷蔵庫 NR-F657WPX
幅75cmで、容量は650L。スマホの位置情報と冷蔵庫が連携する「AIエコナビ」を搭載。外出中は節電モードで運転し、買い物先にいることを検知すると、まとめ買いに備えて庫内を自動で冷却してくれます。食材のストック残量を外出先からアプリで確認できる「ストックマネージャー」機能も便利です。業務用レベルの急速冷凍機能「はやうま冷凍」も搭載していますよ。
パナソニック IoT対応冷蔵庫 NR-F507HPX
幅65cmで、容量は500L。スリムなボディでも、「はやうま冷凍」や「微凍結パーシャル」「Wシャキシャキ野菜室」など、食材の美味しさをキープする機能は健在。スマホの位置情報を連携する「AIエコナビ」機能も搭載しており、節電性能もピカイチです。
東芝 601L 6ドア冷蔵庫 TOSHIBA VEGETA FZシリーズ GR-S600FZ
横幅68.5cmで大容量601Lの収容が可能!位置を調整できるドアポケットや卵収納など整理整頓しやすい工夫がたっぷりです。2段式のチルドルームは、氷結晶チルド・速鮮チルド・解凍の3種のモードを搭載しています。他にも、生の野菜をそのまま冷凍できたり、無線LAN接続に対応していたりと機能性が抜群!
東芝 TOSHIBA VEGETA GR-T500GZ
GZシリーズは、スリムな60cm幅の片開き式冷蔵庫。食材容量は501Lです。湿度約85%のうるおった冷気で冷やすから、食材が乾燥しにくく、美味しさをしっかりキープできますよ。中段に設置されている野菜室には、野菜くずや泥を落とせる「おそうじ口」付きなので、掃除もラクちん♪レシピ検索や食材管理機能なども搭載しています。
三菱 MITSTUBISHI 置けるスマート大容量 WXDシリーズ MR-WXD70G
幅80cmで700Lの超大容量サイズ!「おまかせA.I.」と、全室に搭載された扉開閉センサーと温度センサーで、庫内の状況を正確に把握し、生活スタイルに合わせて自動で冷却とエコ運転を行います。「切れちゃう瞬冷凍A.I.」で解凍いらずでスムーズに調理できるから、大量の食材をまとめ買いして冷凍してもOK!
三菱 MITSTUBISHI 置けるスマート大容量MXシリーズ MR-MX57G
幅68.5cmで、容量は572L。ASCII主催の『BESTBUY AWARD推し家電大賞2021冷蔵庫部門』1位に選ばれました。野菜室には、業界初の3色LED照射エリアを搭載。3色LEDを野菜に照射し、光合成の仕組みを活用することで、ビタミンCや糖量がアップしてさらに美味しくなるんですよ。3色LEDには緑化促進効果もあるため、葉物野菜がより鮮やかになる効果も期待できます。
まとめ
冷蔵庫は、家庭の食生活を守る大切なアイテムです。
メーカーによって、新鮮さをキープする様々な工夫が施されているので、よく比較してご家庭の生活に合ったものを選ぶようにしましょう。毎日使うものだからこそ、納得できるものを選ぶことが重要です。