草丈を短く切り揃え、庭の芝生を美しく保つ家庭用芝刈り機。
手作業と比べて、効率的に庭のお手入れができます。
しかし、動力や刈り刃の形も様々で選びにくいのが現状。
そこで今回は、家庭用芝刈り機を様々な視点から比較し、選び方から2022年現在のおすすめの商品までご紹介します。
家庭用芝刈り機の選び方
動力で選ぶ
手動式
3~10坪程度の作業範囲なら手動式がおすすめ。
コンパクトで、低価格な商品が多い点が魅力的です。
小型で小回りが利きやすいメリットがありますが、人力作業のため体力を必要とするデメリットもあります。
電動式
10坪より広い作業範囲には電動式がおすすめ。
軽い力で作業ができるため、体力がなくても使いやすく、広い面積を短時間で刈り取れます。
一方で駆動音が大きいことや、コストがかかるといったデメリットもあります。
電動式には屋外コンセントから給電するモデルと充電式のモデルがあるため、作業環境にあった商品を選びましょう。
刃で選ぶ
ロータリー式
ロータリー式は、水平に回転する刃で芝を刈り取るタイプ。
長く伸びた芝生や雑草が混ざった場所をまとめてお手入れするのに適しています。
デメリットとして芝の切り口が荒くなり、枯れてしまうことが挙げられます。
刃の交換やメンテナンスが簡単なことから、初心者の方や頻繁に芝刈りをしない方におすすめです。
リール式
リール式は、固定刃と回転する刃で芝を挟み切るタイプ。
芝を傷つけにくいため、切り口を変色させず美しく仕上げることができます。
また、音が静かな商品が多く、早朝の作業に適しています。
こまめにお手入れをする方におすすめです。
バリカン式
バリカン式は、芝生の上を水平に滑らせながら刈り取るタイプ。
ハンディタイプの芝刈り機に採用されており、壁際や狭い庭で活躍します。
他の家庭用芝刈り機の補助としての使用がおすすめです。
刈り幅・高さで選ぶ
家庭用芝刈り機は、商品によって刈り取れる幅や高さが決まっています。
庭の広さやお手入れの頻度と合わせて、最適な商品を選びましょう。
目安として、刈り幅は入り組んだ場所では00㎜~250㎜の商品を、そうでない場所なら300㎜~400㎜の商品がおすすめです。
刈り高は、一般的な高さなら30㎜~40㎜、ゴルフ場のような綺麗にそろった芝生なら10㎜~20㎜、ふかふかの芝生にしたいなら50㎜~60㎜の商品を選ぶのがいいでしょう。
おすすめ家庭用芝刈り機10選
アイリスオーヤマ JGT230
コードレスで軽量な「アイリスオーヤマ」の家庭用芝刈り機。
充電池を含む重量は2㎏。取り回しが良く狭い場所でもスムーズに刈り込むことができます。
補助ハンドルや角度調節が可能なヘッドを使えば壁際や低い場所でも活躍します。
体力や握力に自信がない方でも手軽に使える商品です。
マキタ MLM462DZ
大正5年から続く大手電動工具メーカー「マキタ」の家庭用芝刈り機。
自走用独立モーターユニットを搭載しています。
タイヤを独立して動かせるため、刃を動かさず安全に移動できます。
高耐久・低騒音・ハイパワーを実現した高性能な商品です。
キンボシ GSB-2000NDX
鋭い切れ味が持続する「キンボシ」の家庭用芝刈り機。
特殊な機構が自動で刃を調整してくれるのが最大のポイント。
ワンタッチ刈高さ調整やキャッチャー脱落防止機能を搭載。
操作は簡単で不慣れな方でも安心です。
リョービ 京セラ LM-2810
リール式5枚刃を搭載した「京セラ」の家庭用芝刈り機。
切れ味抜群の2面研磨刃に加え、簡易刃研ぎ機能が付属しています。
刈り込みの高さは19段階から調節可能。
低騒音設計で周囲への配慮にも適しています。
ホンダ HRG466XB
低騒音・低振動で手間なく快適な「ホンダ」の家庭用芝刈り機。
理想的なブレードの形状が風を起こして芝を立たせ、綺麗に刈り取ります。
刈った芝を細断し放出するマルチング機能も搭載しています。
国華園 3WAYコードレス芝刈り機
3つの長所で多彩な用途を実現した「国華園」の家庭用芝刈り機。
2種類の刃と延長スティックが付属しており、草刈りや生垣の剪定が可能。
小型で軽量かつコードレス設計で気になる部分を手軽にお手入れできます。
起動ボタンにはロックオフ機能が搭載されており、不意の事故を防げます。
本宏製作所 VR-300Revo
手間なく簡単に芝生の手入れができる「本宏製作所」の家庭用芝刈り機。
独自構造の6枚刃が抜群の切れ味を発揮します。
回転刃の動きが見える透明カバーを採用しており、刈り取った芝が詰まってもすぐに確認可能。
ハンドルも分割式で、収納時はコンパクトにまとめられます。
山善 YLB-164
芝の際刈りに最適な「山善」の家庭用芝刈り機。
本体の左右に設置されたガードが壁に刃が当たるのを防いでくれます。
AC電源タイプでバッテリー切れの心配は要りません。
ボッシュ AHM 38C
広い刈込み幅を誇る「ボッシュ」の家庭用芝刈り機。
380㎜の刈り込み幅と無段階の高さ調整で、広範囲の芝を好きな高さに揃えることができます。
効率よくお手入れをしたい方におすすめです。
ハイコーキ FML23SF2
小回りが利いてターンしやすい「ハイコーキ」の家庭用芝刈り機。
大型集草バックを採用しており、ゴミ捨て回数の削減を実現しています。
ハンドルは伸縮対応で身長に合わせて作業しやすい高さに調整可能です。
ハンドルは折りたたむこともできるため、収納の邪魔になりません。
まとめ
今回は家庭用芝刈り機の選び方や、おすすめの商品について紹介しました。
広範囲をまとめて刈り込める商品や小型で取り回しの良い商品など、いろいろな種類がありました。
この記事が皆さんの家庭用芝刈り機選びの参考になれば幸いです。