電気で加熱や煮込みなどの調理が行える卓上IH調理器。
カセットコンロのように火を使う必要もなく、素早く自炊したい時に重宝します。
しかし近年は機能の多種化により選びにくくなっているのも現状。
そこで今回は普段から卓上IH調理器で料理をする筆者が、様々な観点から商品を比較し2022年現在のおすすめの商品をご紹介します。
卓上IH調理器の選び方
消費電力で選ぶ
卓上IH調理器の火力は消費電力で決まります。
消費電力はワット数(W)で表され、1,000W~1,500Wの商品が主流となっています。
目安としては1,000Wが中火、1,400Wが強火相当です。
鍋料理や煮込み料理のみの使用であれば1,000Wで十分ですが、火力が高いほど素早く調理できます。
調理のモードで選ぶ
加熱調整モード
卓上IH調理器は、ボタン1つで火加減を調整できる点が魅力。
調整可能な段階が多いほど、揚げ物や低温調理など料理のレパートリーも増えます。
強火で調理した後、弱火でゆっくり食事することも可能です。
ライフスタイルに合わせた商品を選ぶと良いでしょう。
調理モード
卓上IH調理器には、調理法に最適な温度を保持する機能を搭載した商品もあります。
近年では1人暮らし用として、料理ごとの適切な調理時間が予め設定されている商品も発売されています。
ふっくらご飯を炊き上げる炊飯モード、手軽に揚げ物を作れる揚げ物モード、煮崩れを防ぎ味をしみこませる煮込みモードなど、豊富な機能から選ぶのも良いでしょう。
掃除のしやすさで選ぶ
卓上をIH調理器をガスコンロやサブコンロとして使う場合、すぐに汚れてしまいます。
そのため、日々のお手入れのしやすさは卓上IH調理器選びにおいて重要な要素。
ガラスパネルは汚れが付きにくく、フラットタイプは汚れをふき取りやすい特徴があります。
安全機能で選ぶ
火を使わない卓上IH調理器にも、火災や火傷の危険性はあります。
鍋底が急速加熱されるため、油の取り扱いには特に注意が必要です。毎年事故の報告があるため、予め商品ごとの注意点を抑えておきましょう。
怪我が心配な方や小さいお子さんがいるご家庭には、チャイルドロック機能や自動電源オフ機能などを搭載した商品がおすすめです。
対応調理器具で選ぶ
卓上IH調理器は、IHに対応した鍋やフライパンのみ使用できます。
加えて卓上IH調理器ごとに対応している鍋やフライパンの大きさが異なっているため、今使っている調理器具が流用できない可能性もあります。
予め調理器具の大きさや形状、IHへの対応有無をチェックしておきましょう。
おすすめ卓上IH調理器10選
アイリスオーヤマ IHK-T38-B
加熱料理から揚げ物まで多用途に使える「アイリスオーヤマ」の卓上IH調理器。
5つの安心機能を搭載しており、過度の温度上昇や電源の切り忘れによる事故を防止します。
加熱モード、揚げ物モードはどちらも5段階で温度調節可能です。
カラーも3種類あり、キッチンに合わせた色を選べます。
パナソニック KZ-PH34
炊飯や煮込み調理に対応した「パナソニック」の卓上IH調理器。
中央と周辺に2設置された2重のIHコイルが食材を均一に加熱します。
専用アプリではレシピの検索や確認も可能。
サブコンロとして、キッチンでも食卓でも場所を選ばずに使えます。
山善 IHW-S1460G(B)
コンセントに挿すだけですぐに使える「山善」の卓上IH調理器。
最大直径26㎝の鍋は、左右同時に合計1,400Wまで使用可能です。
電力を自動で制御するため、ブレーカー落ちの心配もありません。
工事も不要。簡単にガスコンロから置き換えができます。
ドリテック DI-113
見やすく押しやすい大きなボタンが特徴の「ドリテック」の卓上IH調理器。
ボタン1つで加熱、揚げ物、煮込み、保温の調理が可能です。
フラットプレートも汚れのお掃除に役立ちます。
ブルーノ IHクッキングヒーター BOE090
火力調整にダイヤル式を採用した「ブルーノ」の卓上IH調理器。
揚げ物モードを搭載しており、専用鍋を使わずに揚げ物調理ができます。
ガラストップは焦げが付かないため、お手入れも簡単。
控えめなデザインで場所を選ばず使えます。
象印 EZ-HG26
薄型ボディで使いやすい「象印」の卓上IH調理器。
高さ4.5㎝で置き場所や収納に困りません。
9段階の火力調整が可能な「火かげんキー」や煮崩れを抑える「煮込みモード」に加え、調理タイマーや火力を表示する液晶表示も搭載。
5種類の安全機能も搭載している便利で使い勝手の良い商品です。
日立 HIT-S55
多彩な機能で1年中活躍する「日立」の卓上IH調理器。
強火、とろ火をワンタッチで設定できるボタンや稼働状況を表示する液晶を搭載しています。
保温機能は3段階。様々な料理をおいしく保ちます。
多機能で使いやすい操作パネルも魅力の商品です。
コイズミ KIH-1404/W
円形デザインで省スペースな「コイズミ」の卓上IH調理器。
従来品より設置面積を20%カット。テーブルをたっぷり広く使えます。
調理キーは見やすい点灯式。火力調整はダイヤル式を採用している使いやすさが魅力の商品です。
ティファール フルフラットIH IH2025JP
フルフラットガラスパネルを採用した「ティファール」の卓上IH調理器。
日常的に使う6つの調理法を調理プログラムとして搭載しつつ、それらに最適な温度を設定しているため、買った後すぐに調理ができます。
セラミックガラスパネルも汚れがつきにくく、調理後のお手入れも簡単です。
マインツ ホットトリベット
高級感があるスリムなデザインの「マインツ」の卓上IH調理器。
ワイヤレスコントローラーが付属しており、遠くの席からでも簡単に操作できます。
5段階の火力調節も可能で、保温から調理まで幅広い用途に対応。
食卓をおしゃれに飾りたい方へおすすめです。
まとめ
今回は卓上IH調理器の選び方、おすすめの機種についてまとめました。
操作のしやすさに着目したもの、安全面に配慮したものなど、いろいろな商品がありましたね。
この機に、筆者も卓上IH調理器を新調してチーズフォンデュに挑戦してみようと思います。
この記事が皆さんの卓上IH調理器探しの参考になれば幸いです。